会社の健康診断で便潜血プラスの要再検という結果が出たので、別件で通っている病院で検査してもらうことにしました。
それは突然のことでしたから、不安半分、何かの間違いという楽観半分でした。
2015年5月21日 大腸内視鏡検査の前日
ラキソベロンという下剤を夜に飲むようにあらかじめ渡されていたので、指示どおり「具のない素うどん」を食べ下剤を飲みました。
・・・何の変化もなし・・・
夜中に何度も起きるハメになるのかとも思いましたが、それもなし。
はたまた翌日病院へ行く途中でモヨオスのかと恐れましたがそれもなく、結局何事もありませんでした。
5月22日 検査当日
病院に着くとやはりあらかじめ渡されていたニフレックという薬の飲み方の説明があり、約2時間かけてゆっくり2リットルを飲むように言われました。
40分後くらいから頻繁にお手洗いに行き始め、やがてほぼクリアな液体が出るようになり、検査がOKの状態になりました。
*ラキソベロン・・大腸を刺激し腸の運動を活発にして排便を促します。
*ニフレック・・・腸管内の水分量を増やして腸内容積を増加させ、大腸の運動を促進します。
・・・と病院の薬局の説明書に書いています。
ラキソベロンとニフレック
ちょっとオシャレに並べてみました。
この写真を撮っている時は、まさか自分がガンに冒されているとは思いもよらず、こんな写真をSNSにUPしようと思っていたのですが・・・
ラキソベロンです。
全部飲むように病院から言われましたが
飲んでもすぐには何も起こらなくて、逆に不安でした。
ニフレックです。
そう、この会社で作っているのです。
お味は柑橘系の香りで実に爽やかで、飲んだ感じはものすごーい鉱水という感じです。
この段階では乾燥した薬品しか入っていなくて、病院で2リットルの水を入れてもらいました。なので軽いです。
それにしても大病院なので、同じ検査をする人が大勢いて、この人達が一斉にお手洗いに行ったら廊下まで臭いがしていまうのではないかと余計な心配をしましたが、ニフレックのお蔭か、「ウンチの臭いのしないウンチ」でした。
人より少し遅れて13時くらいから検査が始まりました。
以前同じ会社の男性から、大腸内視鏡検査というものはものすごく痛いもので脂汗を流しながら耐えた・・・と聞いていたのでこの検査を恐れていましたが、今回事前に調べたところ痛みはないようなので安心しました。
実際に痛みはなく、お腹の中をちょっとツンツンされる違和感はありましたが、その程度でした。
肛門から入った内視鏡はきれいになった大腸の中を順調に進んで行きました。
ところが・・・
ちょっと引っかかりがあって内視鏡が止まり、エイッと進んだその先に真っ赤なガンがいまいした。
素人の私が見てもガン以外の何ものでもないように見えました。
組織を取って調べ、6月2日に大腸ガンであることが告知されました。
それは覚悟をしていたこととは言え心が折れそうになる事実でした。
ですが、しんと静かな心で事実を受け入れられたのは、やはり少し前から飲み始めたサプリメントの力が大きかったと思います。
強力な抗酸化作用のある栄養素が、やがては私の身体から悪い物を取り去ってくれると信じていたからです。
手術する前に検査のために入院しなければならないことが告げられ、6月11日から入院することが決まりました。