パラク・パニールとは自家製カッテージチーズ入りのほうれん草のカレーのことです。
元カレー屋なので、張り切っちゃいました。
せっかくだから、カロテノイドとは関係ありませんがチキン・ティッカもおかずに作りましょう。
チキン・ティッカとは小さく切った鶏肉で作ったタンドリー・チキンのことです。
味付けした鶏肉を鉄の長い串に刺して、タンドールの中に吊るして焼きます。
インドでは日本でよく見るモモ肉一枚のタンドリー・チキンよりティッカの方が一般的のような気がします。
まずパニール(カッテージチーズ)から作ります。
今夜ほうれん草のカレーをしようと思ったら、朝のうちからパニールを作ってください。
朝が無理なら前日の夜でも良いですね。
材料
パニール(カッテージチーズ)
牛乳・・・・・・・・1リットル
酢・・・・・・・・・100CC

・牛乳を鍋で沸騰寸前まで温めます。
こげやすいので、弱火で温めてください。
・温まったら酢を全体に回すように入れ、菜箸を開いて持って、そっとゆっくり全体に酢が回るように混ぜてください。
・このようにモロモロに分離してきます。
・しばらく(10~15分)放置します。

・ザルに不織布のキッチンペーパーを敷き、流し台の中でモロモロの牛乳をお玉でそっとすくって入れ、しばらく放っておきます。

・ほぼ水気が切れたら今度は重石をします。
・こんな重石は如何でしょう?
・この状態で3~4時間くらいおきます。
・重石の水に氷を入れると早く冷めますね。

・ザルから出してキッチンペーパーを取り替え、使うまではこんな重石の下で冷蔵庫で待機してもらいましょう。
この頃には完全に冷めていますから、ヨーグルトを乗せちゃっても平気です。

朝は1リットルの牛乳だったのに、夕方にはこんなカッテージチーズになっていました。
カマンベールチーズみたいですね。
これは硬く作りましたが、パンに乗せたりするなら重石をせずに冷蔵庫で一晩置くだけで美味しいカッテージチーズになります。
ハチミツをかけると素敵な朝食になりますね。

でもこれはカレーの具材ですから、硬く作ります。
切り分けてフライパンでこんがり焼きます。
このまま出番まで待っていてもらいましょう。
さて、パラク(ほうれん草のカレー)を作りましょう。
材料
パラク 3~4人分
ほうれん草・・・・小2束(350g)
玉ねぎ・・・・・・大1個
ヨーグルト・・100CC~150CC お好みにより、酸味を調整してください。
ニンニク2片、生姜(ニンニクと同量)。
水又は牛乳少々
使ったスパイス
クミン、コリアンダー、カルダモン、フェンネル、クローブ、ブラックペッパー、アジョワン、ナツメグ、スターアニス(八角)、カシア(シナモン)ターメリック、唐辛子。
スパイスの傾向は、ほうれん草のカレーなので爽やか系のスパイスを多くしました。
でも、ほうれん草のカレーは北インドの料理なので、もう少しクローブを多くしても良かったかな、と思います。
ですが元カレー屋でないご家庭では、カレー粉とか、カレールウとか、手作りカレーセットなどで、手軽にお作りください。


全部のスパイスを挽いてパウダーのスパイスを足したら、大匙3杯半強ありました。
約55CCほどですね。
では作っていきましょう。
・薄切りにした玉ねぎを薄く色づく程度に炒めます。
後でほうれん草と一緒にグラインドしますので、みじん切りにしなくても薄切りでけっこうです。
でも出来るだけ薄く切ってくださいね。

ほうれん草を茹でて3センチくらいに切り、軽く絞ったら炒めた玉ねぎ、ヨーグルトと一緒にミキサーに入れます。
水分が足りなくてミキサーが回りにくいようなら水又は牛乳を様子を見ながら少し足して、ドロドロになるまでグラインドしてください。

・ニンニクと生姜をすりおろして炒め、スターターのクミンとフェンネルを加えます。
・匂いが付かないよういに硝子の鍋を使いました。弱火で炒めましょう。
スターターにはクミンやフェンネルの他、クローブやカシアなどお好きなスパイスをお使いくださいね。
クミンとフェンネルしか使わないのは個人的な好みです(*_*;
なお、カレールウやパウダーのスパイスのみをお使いの方はスターターの工程はスルーしてくださいね。

・次にスパイスを炒めます。
チキンティッカにも使うので、大匙半分強くらい残してください。
炒めると言っても、ほんの軽く炒めるだけです。
油は全体がしっとりするくらいの量です。

ほうれん草を入れて少しずつ塩加減し、煮立てばOKです。
次にチキンティッカを作ります。
普通は鶏もも肉を切ったものを使いますが、ウィングを使ったらより美味しいかと思いウィングにしました。胸肉などお好きな部位をお選びください。
材料
チキンティッカ
鶏ウィング・・・・・・・7本
カレーパウダー・・大匙半分強
パプリカパウダー・大匙1/3
ヨーグルト・・・・大匙2
塩・・・・・・・・適宜
タンドリーチキンの赤い色はトマトよりパプリカの色です。
お好みでトマトペーストを入れてもよろしいですが、私はパプリカのみなのでご了承ください。
・まず鶏肉は塩をしてしばらくおいてください。そうすることによって肉がプリプリの地鶏のような食感になります。

・塩をして15分ほどおいたらスパイスをすりこみ、ヨーグルトをもみ込んで、200℃のオーブンで30分ほど焼いてください。
・ヨーグルトをもみ込んだらなるべくすぐに焼いてください。時間が経つと肉がグズグズになります。

・焼いている途中焦げ過ぎるようでしたら、アルミホイルを被せて保護してください。
カレーにパニールを乗せて、ナン(市販)を温めたら出来上がりです。

ビールを買うのを忘れました💦

αカロテン・・・・・・0
βカロテン・・・4,900μg
αトコフェロール・・3mg
全体を3人分とした場合の1人分
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